私的賛歌

私賛

備忘録、私記

聖痕

読後感のさわやかな、それでいて綺麗すぎる小説だった。

 
とても美しい少年が幼少期に男性器を切られ、その後の一生を追う話。
知性のある我々にとって性とは汚いものである。当たり前のように、主人公の人生は純粋で神聖であった。
 
性からの解放 プラトニックな恋愛は誰もが一度は夢見るのではないか。みませんか?私は高校生の頃、全部すっ飛ばして結婚して子供が欲しいと思っていました。
 
主人公は、何組かの不倫を咎めずにすんなりと手助け役に回るのだが、そこに純粋さを感じた。
スラスラ読めて、日常で、いい小説!
 
 
 
 
余談
プラトニックといえば、「限りなくキョウダイに近いフウフ」が高校生の時に衝撃だったのを覚えてる。憧れていた。読み直してみようかな。